Manual de Adaptador Serial

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ＳＭＢ－４２ 
取 扱 説 明 書 
 
 
 
アブソデックスドライバ用 
（ＧＳタイプ、Ｓタイプ、ＧＨタイプ、Ｈタイプ用） 
シリアル伝送子局アダプタ 
 
 ＡＸ－ＯＰＸ－７Ｇ 
 
Ｖｅｒ１．１０対応 
 
 
 
 
● 製品をお使いになる前に、この取扱説明書を必ずお読
みください。 
● 特に安全に関する記述は、注意深くお読みください。 
● この取扱説明書は必要な時にすぐ取り出して読めるよ
うに大切に保管しておいてください。 
 
 
第 4版 
 
 
 
 
本製品を安全にご使用いただくために 
ご使用になる前に必ずお読みください 
 
アブソデックスを使用した装置を設計製作される場合には、装置の機械機構とこれらをコ
ントロールする電気制御によって運転されるシステムの安全性が確保できる事をチェック
して安全な装置を製作する義務があります。 
当社製品を安全にご使用いただくためには、製品の選定および使用と取扱い、ならびに適
切な保全管理が重要です。 
装置の安全性確保のために、警告、注意事項を必ず守ってください。 
 
 
記載事項を守らないとアブソデックスおよび周辺装置に損傷を招
く恐れがあるもの。 
 
 
なお、「注意」に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く恐れがあ
ります。いずれも重要な内容を記載していますので必ず守ってください。 
 
！ 
注意： 
(CAUTION) 
！ 
 
 
 
 
 ! シリアル伝送子局の局番設定値を不適切な値に設定された
場合、予期せぬ誤動作につながる場合がありますので、局
番の設定値をよく確認してからご使用ください。 
! 電気配線接続部（裸充電部）に触れると感電する恐れがありま
す。配線時には必ず電源を切ってから作業をしてください。ま
た、濡れた手で充電部を触らないでください。 
! シリアル伝送子局のご使用に当たっては必ず使用する通信シス
テムの取扱説明書（ユーザーズマニュアル）を熟読し、内容を充
分に理解した上でご使用ください。 
! 本製品はＤＣ２４Ｖ専用です。仕様電源電圧を守ってご使用くだ
さい。 
 
 
！ 注意 : 
 
作成 2004.10.28 第 4版 
目 次 
 
ＣＣ－Ｌｉｎｋ Ｖｅｒ１．１０対応 
アブソデックスドライバ（ＧＳタイプ，Ｓタイプ，ＧＨタイプ，Ｈタイプ）用 
シリアル伝送子局アダプタ ＡＸ－ＯＰＸ－７Ｇ 
取扱説明書 No. SMB-４２ 
 
１．はじめに ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙１ 
 １．１ システム構成 ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙１ 
２．製品仕様 ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 2 
 ２．１ 製品形番 ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 2 
 ２．２ 製品構成∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 2 
 ２．３ 製品仕様∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 2 
 ２．４ 通信仕様∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 3 
 ２．５ 入出力信号割当て∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 5 
３．外形寸法図 ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 6 
４．設定および表示 ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 7 
 ４．１ スイッチの設定 ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 7 
 ４．２ ＬＥＤ表示∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 8 
５．配線 ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 9 
 ５．１ 端子名と機能 ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 9 
 ５．２ 電源線の接続 ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙10 
 ５．３ 通信線の接続 ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙11 
 ５．４ パルス列入力用ケーブルの接続 ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙12 
６．保守 ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙13 
 ６．１ 本製品（子局）の取り付け方法∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙13 
 ６．２ 本製品（子局）の取り外し方法 ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙13 
 ６．３ 子局の異常と処置（トラブルシューティング）∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙14 
７．注意事項（補足）∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙18 
 ７．１ 非常停止入力について ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙18 
 ７．２ ネジと締め付けトルク ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙19 
 ７．３ その他注意事項∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙19 
 
 
－1－ 
はじめに 
１ 
１. はじめに 
 
このたびは、ＣＫＤ製品をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。 
本製品は、アブソデックスドライバを CC-Link協会（ＣＬＰＡ）で規定されたオープンフィール
ドネットワーク※CC-Link に接続可能とするアダプタです。本製品のご使用にあたりましては、
下記の仕様、注意事項に十分に留意してください。ご使用の方法を誤りますと、機能を損ない事故
を招く恐れがあります。またこの取扱説明書は必要な時にすぐに取り出して読めるように大切に保
管してください。 
 
※CC-Linkとは 
ＦＡ用オープンフィールドネットワークである CC-Link は、入出力デバイス（センサ、バル
ブなど）および、インテリジェントデバイス（高速カウンタ、インバータなど）の配線を意識
することなく制御が可能なシステムです。 
 
 CC-Linkシステムについてのお問い合せは、下記におたずねください。 
 
CC-Link協会 
〒461-0011 名古屋市東区白壁三丁目１２番１３号（中産連ビル内） 
TEL(052)936-6050 FAX(052)936-6005 
 ホームページアドレス http://www.cc-link.org 
 メールアドレス cc-link@post0.mind.ne.jp 
 
１．１ システム構成 
本システムは、主にＰＬＣ・マスタ局・アブソデックスドライバ（GS タイプ，Ｓタイプ，
GHタイプ，Ｈタイプ）および周辺機器より構成されます。（以下は三菱電機株式会社製ＰＬＣ
の例を示します。） 
 
 
 
 
 
 
 
 
・基本システム構成 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ＰＬＣ形式 マスタ局形式 
AnN/AnA/AnU CPU AJ61BT11 
AnS/A2US/ CPU A1SJ61BT11 
QnA CPU AJ61QBT11 
Q2AS CPU A1SJ61QBT11 
Q02/Q02H/Q06H/Q12H/Q25H QJ61BT11 
その他 CC-Link対応ﾏｽﾀ局 
 
マスタ 局 P L C
リモー ト
I / O 局
リモート
デバ イス 局
マニ ホー ル ド電 磁 弁
（リモー ト I / O 局 ）
アブソデ ックス ドライ バ
（リモー ト I / O 局 ）
C C- L i n k シス テ ム
ローカル 局 P L C
マスタ局 ………………………… リモート I/O局、リモートデバイス局、ローカル局を制御する局 
リモート I/O局 ………………… ON/OFF情報のみ扱うリモート局 
リモートデバイス局 …………… ON/OFF情報および数値データを扱うリモート局 
ローカル局 ……………………… CPUを持ちマスタ局および他のローカル局と交信できる局 
インテリジェントデバイス局 … トランジェント伝送が行える局（ローカル局を含む） 
 
－4－ 
製品仕様
２ 
 
２．製品仕様 
 
２．１ 製品形番 
 
ご注文通りの製品かどうかご確認ください。 
 
ＡＸ－ＯＰＸ－７Ｇ－イ 
 
 
２．２ 製品構成 
梱包を開けた時に下記のものが揃っているかどうかご確認ください。 
 
 
 
 
 
 
 
 
２．３ 製品仕様 
必ず製品仕様値内でご使用ください。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
※ＡＸ側：アブソデックスドライバ側を示します。 
 
オプション 
記号 内容 
無印 オプションなし 
Ｄ０２ パルス列入力用ケーブル添付 
 名称 数量 
1 シリアル伝送子局アダプタ本体 1 
2 BLZ5.08/5FAU（通信用コネクタ） 1 
3 BL3.5/2F(AX電源,子局電源コネクタ) 2 
4 ショートコネクタ 1 
5 パルス列入力用ケーブル（オプション） 1 
 
項目 仕様 
電源電圧（子局側） DC21.6V～26.4V (DC24V ±10%) 
消費電流（子局側） 100mA以下 
電源電圧（ＡＸ側）※ DC22.8V～26.4V(DC24V +10%,-5%) 
消費電流（ＡＸ側）※ 450mA以下 
周囲温度 5～50℃ 
周囲湿度 30～85%RH(結露なきこと) 
使用雰囲気 腐食性ガスなきこと 
通信対象 CC-Link Ver1.10準拠 
伝送速度 156k/625k/2.5M/5M/10M bps(スイッチにより選択) 
入力点数 16点 
出力点数 14点 
出力絶縁方式 フォトカプラ絶縁 
最大負荷電流 40mA/1点 
残留電圧 1V以下 
入力電流 5mA以下 
ヒューズ 24V1A(交換不可) 
動作表示 LED(子局電源、通信状態のみ) 
占有局数 1局 
－2－ 
 
 
 
 製品仕様 
２ 
―5― 
 
２．４ 通信仕様 
 
項 目 仕 様 
伝送速度 156k/625k/2.5M/5M/10M bps (選択可能) 
最大伝送距離 (総延長距離) 伝送速度・接続ケーブル・システム構成により異なる (下記参照) 
通信方式 ポーリング方式 
同期方式 フレーム同期方式 
符号化方式 NRZI方式 
伝送路方式 バス (RS485) 
伝送フォーマット HDLC準拠 
誤り制御方式 CRC (X16 + X12 + X5 + 1) 
接続ケーブル シールド付ツイストペアケーブル (ＣＣ－Ｌｉｎｋ専用ケーブル) 
 
 
 
・最大伝送距離について 
 
●ローカル局・インテリジェントデバイス局を含むシステム構成の場合 
 
 
 
 
② ① ① ② ② 
 
 
 
 
CC-Link専用ケーブル 
(倉茂電工(株)製 : FANC-SB等) 
CC-Link専用高性能ケーブル 
(倉茂電工(株)製 : FANC-SBH等) B RATE 
(伝送速度) 
①※ ② ③ ① ※ ② ③ 
1.0m以上 100m以下 1.0m以上 80m以下 
0.6m以上 80m以下 0.7m以上 2m以上 50m以下 4 (10Mbps) 
0.3m以上 50m以下 － － － 
0.6m以上 150m以下 0.6m以上 150m以下 3 (5Mbps) 
0.3m以上 110m以下 0.3m以上 110m以下 
2 (2.5Mbps) 200m以下 200m以下 
1 (625kbps) 600m以下 600m以下 
0 (156kbps) 
0.3m以上 
2m以上 
1200m以下 
0.3m以上 
2m以上 
1200m以下 
※ ①の条件は、リモート I/O 局またはリモートデバイス局で挟まれたケーブルの長さであり、少なくとも一方にマ
スタ局、ローカル局、インテリジェントデバイス局が接続される場合、ケーブルの長さは②の条件となります。 
 
 
 
 
 
ローカル局 
インテリジェント 
デバイス局 
ローカル局 
インテリジエント 
デバイス局 
マスタ局 リモート I/O局 
リモート 
デバイス局 
リモート I/O局 
リモート 
デバイス局 
リモート I/O局 
リモート 
デバイス局 
リモート I/O局 
リモート 
デバイス局 
③最大伝送距離 
… 
… 
―3― ―3― 
 
－4－ 
製品仕様
２ 
 
 
●リモート I/O局・リモートデバイス局のみで構成するシステムの場合 
 
 
 
 
 １ｍ以上 ① ① ① 
 
 
 
 
CC-Link専用高性能ケーブル 
(倉茂電工(株)製 : FANC-SB等) 
CC-Link専用高性能ケーブル 
(倉茂電工(株)製 : FANC-SBH等) B RATE 
(伝送速度) 
総リモート
台数 ① 
② ② 
1.0m以上 100m以下 100m以下 
0.7m以上 80m以下 100m以下 
0.6m以上 80m以下 30m以下 
0.4m以上 50m以下 30m以下 
64台以下 
 
0.3m以上 50m以下 20m以下 
0.4m以上 50m以下 100m以下 48台以下 
 0.3m以上 50m以下 80m以下 
4 (10Mbps) 
 
32台以下 0.3m以上 50m以下 100m以下 
0.6m以上 150m以下 160m以下 3 (5Mbps) 
 0.3m以上 110m以下 160m以下 
2 (2.5Mbps) 200m以下 400m以下 
1 (625kbps) 600m以下 900m以下 
0 (156kbps) 
64台以下 
 0.3m以上 
 
1200m以下 1200m以下 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・伝送距離は、伝送速度および使用する通信ケーブル等により変化しますので、使用
するデバイスの取扱説明書にてご確認してください。 
・各局（リモート局）の接続台数は、占有局数・伝送距離などの条件により異なりま
すので、使用するデバイスの取扱説明書にてご確認してください。 
・ＣＣ－Ｌｉｎｋ専用ケーブルとＣＣ－Ｌｉｎｋ専用高性能ケーブルは混在使用しな
いでください。 
△注意 ！ 
マスタ局 リモート I/O局 
リモート 
デバイス局 
リモート I/O局 
リモート 
デバイス局 
リモート I/O局 
リモート 
デバイス局 
リモート I/O局 
リモート 
デバイス局 
リモート I/O局 
リモート 
デバイス局 
②最大伝送距離 
… 
… 
 
 
 製品仕様 
２ 
―5― 
２．５ 入出力信号割当て 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・ ＡＸドライバのＭコード出力（ビット６）、Ｍコード出力（ビット７）はご使用できません。
・ この入出力信号割当て表は、シリアル伝送子局アダプタ（AX-OPX-7G）の局番”１”に設定
した場合を示します。 
△注意 ！ 
ビット 
ＡＸ 
I/Oコネクタ 
(CN3) 
ピン番号 
子局入力信号名称 
（ＡＸ出力→子局入力） 
 
ビット 
ＡＸ 
I/Oコネクタ 
(CN3) 
ピン番号 
子局出力信号名称 
（子局出力→ＡＸ入力） 
RX-00 ３３ Ｍコード出力（ビット０） RY-10 ５ プログラム番号選択入力（ビット０） 
RX-01３４ Ｍコード出力（ビット１） RY-11 ６ プログラム番号選択入力（ビット１） 
RX-02 ３５ Ｍコード出力（ビット２） RY-12 ７ プログラム番号選択入力（ビット２） 
RX-03 ３６ Ｍコード出力（ビット３） RY-13 ８ プログラム番号選択入力（ビット３） 
RX-04 ３７ Ｍコード出力（ビット４） RY-14 ９ プログラム番号選択入力（ビット４） 
／プログラム番号設定入力 2桁目 
RX-05 ３８ Ｍコード出力（ビット５） RY-15 １０ プログラム番号設定入力 1桁目 
RX-06 ４１ インポジション出力 RY-16 １１ リセット入力 
RX-07 ４２ 位置決め完了出力 RY-17 １２ 原点復帰指令 
RX-08 ４３ 起動入力待ち出力 RY-18 １３ 起動入力 
RX-09 ４４ アラーム出力１ RY-19 １４ プログラム停止入力 
RX-0A ４５ アラーム出力２ RY-1A １５ 連続回転停止入力 
RX-0B ４６ インデックス途中出力１ RY-1B １６ アンサ入力 
RX-0C ４７ インデックス途中出力２ RY-1C １７ 非常停止入力 
RX-0D ４８ タイミング出力 RY-1D １８ ブレーキ解除入力 
RX-0E ４９ 分割位置ストローブ出力 RY-1E 未使用 
RX-0F ５０ Ｍコードストローブ出力 RY-1F 未使用 
 
 
 ―6―
外形寸法図
３ 
 
３．外形寸法図 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
番号 部品名 機能 
１ カバー 設定スイッチを保護します。 
２ 設定スイッチ スイッチにより子局の局番・伝送速度・通信異常時の出力を設定します。 
３ ショートコネクタ 子局より非常停止入力をかける場合に必要です。（取付状態で出荷） 
４ モニタランプ LEDにて子局本体及びネットワークの状態を表示します。 
５ 子局電源端子 子局電源（２４Ｖ）を接続します。 
６ ＡＸ電源端子 アブソデックスドライバＩ／Ｏ用電源（２４Ｖ）を接続します。 
７ 通信コネクタ ネットワークの通信ケーブルを接続します。 
８ 子局固定ネジ 子局をアブソデックスドライバに固定します。 
９ 
パルス列入力用 
ケーブル 
（オプション） 
パルス列にて駆動の場合または、外部より非常停止信号を入力する場合に使
用します。 
１０ 銘板 製品形番を示します。 
 
8
8
5
7
6
3
4
65
1
10
2
63
25
70
０
Ｖ
２
４
Ｖ
Ａ
Ｘ
電
源
ＲＡＴＥ
ＥＮＤ
Ｃ ＨＣ Ｈ
ＥＮＤ
ＲＡＴＥ
５
８
８
５
０
１
２
９
７
６
４
３
９
７
６
Ｅ
Ｒ
Ｒ
Ｌ
Ｓ
Ｄ
Ｐ
Ｗ
Ｄ
Ｂ
Ｒ
Ｕ
Ｎ
Ｌ
Ｒ
Ｄ
Ｄ
Ｇ
Ｄ
Ａ
Ｆ
Ｇ
Ｓ
Ｌ
Ｄ
9
83以下
Ｓ
Ｔ
Ｎ
Ｏ
．
１
×
１０
×
ＢＢ
Ｓ
Ｔ
Ｎ
Ｏ
．×
１０
×
１
 
カバー内部 
25.5
6６
以
下
 
 
 ―7―
設定及び表示 
４ 
 
４. 設定および表示 
 
４.１ スイッチの設定 
 
 本製品の局番･伝送速度･通信異常時の出力を設定します。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ※出力モード等（ＳＷ４）の設定について 
 
通信異常が発生した時の出力データの設定および、マスタ局から最も遠い位置に接続された際の
終端局の設定を行います。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
※終端局の設定について 
本製品は通信ライン DA・DB間に 110Ωの終端抵抗を内蔵しています。上記
SW4 No.2 のスイッチを ON にすることで本製品の端子台に終端抵抗を接続す
ることなく終端局と設定することができます。 
本製品が終端局となる場合で、通信ケーブルに 110Ω以外の終端抵抗値を
必要とする CC-Link 専用ケーブル（CC-Link 専用高性能ケーブル（倉茂電工
㈱製 FANC-SBH）等）をご使用になる場合や、Ｔ分岐接続により終端抵抗の接
続方法が異なる場合は、必ず終端局設定スイッチ（SW4 No.2）を OFF にし、
本製品内蔵の終端抵抗を使用しないよう設定してください。さらに、市販ま
たはマスタ局に付属の終端抵抗を接続条件（仕様）に合わせて本製品のコネ
クタに接続し、終端局としてください。 
※Ｔ分岐接続の場合の終端抵抗接続方法はマスタ局のハードウェアバージ
ョンにより異なります。詳細は三菱電機(株)発行の CC-Linkユーザーズマ
ニュアルを参照してください。 
記号 スイッチ名 設定内容 
SW1 
ST No.×10 
(局番設定) 
子局の局番を 1～64の範囲で設定します。SW1は 10の位を
設定します。 
SW2 
ST No.×1 
(局番設定) 
子局の局番を 1～64の範囲で設定します。SW2は 1の位を設
定します。 
B RATE 設定 伝送速度 
0 156k bps 
1 625k bps 
2 2.5M bps 
3 5M bps 
SW3 
B RATE 
(伝送速度設
定) 
マスタ局との伝送速度
を 0～4 の範囲で設定し
ます。 
4 10M bps 
SW4 
 No.1 
C H 
(出力モード設
定) 
通信異常が発生した時に出力状態を保持(H)するのか、クリ
ア(C)するのか選択します。 
SW4 
 No.2 
END 
(終端局設定) 
本子局がマスタ局から最遠端に接続される時 ONします。 
 
・本子局は、電源投入時の局番設定および伝送速度設定の条件で動作します。
１
ＯＮ↑
4
32
1
0
9
8 7
6
6
78
9
0
1
2 3
4
4
32
1
0
9
8 7
6
２
５
５
５
SW1
 ST No.×10
SW2
 ST No.×1
SW3
 B RATE
SW4 スイッチ No.1
 スイッチ No.2
No. 設定内容 スイッチ状態 
 OFF ON 
1 
通信異常時(通信線断線,タイム
オーバー等)の出力状態を設定
する。 
クリア 保持 
2 終端局の設定（下記参照） 
中間局の
とき 
終端局のとき 
例) 保持(ON) 
 中間局(OFF) 
C H
END２
１
↑ Ｎ Ｏ
※ 
２
４
Ｖ
子
局
電
源
０
Ｖ
 
 ―8―
設定及び表示 
４ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
4．２ ＬＥＤ表示 
 
本製品およびネットワークの状態を表示します。LED表示は以下の表を参考にしてください。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
LED名 表示内容 
PW 子局電源 ON時に点灯。 
SD データ送信により点灯。 
RD データ受信により点灯。 
L RUN 子局がマスタ局から正常なデータを受信する時点灯。 
 タイムオーバにより消灯。 
 正常通信時消灯(LRUNは点灯)。 
L ERR 
伝送エラー(CRCエラー)により点灯。 
局番設定、伝送速度設定ミスにより点灯。 
 局番設定、伝送速度設定が途中で変化した時に ERR点滅。
 タイムオーバにより消灯。 
 
Ｓ
Ｌ
Ｄ
Ｆ
Ｇ
Ｄ
Ａ
Ｓ
Ｄ
Ｄ
Ｇ
Ｅ
Ｒ
Ｒ
Ｌ
Ｒ
Ｄ
Ｒ
Ｕ
Ｎ
Ｌ
Ｐ
Ｗ
Ｄ
Ｂ
PW LED
SD LED
RD LED
L RUN LED
L ERR LED
・スイッチを設定する際には、必ず子局の電源が OFFの状態で行ってください。 
・本製品のカバーは、ワンタッチで開閉ができます。スイッチの設定の時以外は、必ず閉じ
ておいてください。カバー部より異物が内部回路部分に入り思わぬ故障の原因となったり、
カバーの破損原因となります。また、設定時にも内部へ異物が入らないよう十分注意して
ください。 
・ 設定スイッチは、非常に精密にできており、乱暴な取り扱いをしますと、破損する場合も
あります。また、設定時に内部回路基板には、絶対に触れないようにしてください。 
・伝送速度は、ネットワーク上の全てのマスタ局、ローカル局、リモート局と同じ設定にし
て下さい。１局でも設定が異なると、正常にデータリンクできません。 
△注意 ！ 
 
 ―9―
配 線 
５ 
 
 
５．配線 
 
 ５．１ 端子名と機能 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
端子名 機能 接続対象 
ケーブル色
(表示) 
1 DA 通信用端子 
マスタ局またはその他のスレーブ(リモート I/O 局等)の通
信線“DA”に接続します。 
青(DA) 
2 DB 通信用端子 
マスタ局またはその他のスレーブ(リモート I/O 局等)の通
信線“DB”に接続します。 
白(DB) 
3 DG 通信用端子 
マスタ局またはその他のスレーブ(リモート I/O 局等)の通
信線“DG”に接続します。 
黄(DG) 
4 SLD シールド用端子 
マスタ局またはその他のスレーブ(リモート I/O 局等)の通
信線“SLD”に接続します。※1 
裸(SLD) 
5 FG 接地用端子 第三種接地以上で接地してください。※1 (FG) 
6 電源入力 子局電源 DC24±10%のノイズの少ない電源を使用してください。 
(0V) 
(24V) 
7 電源入力 ＡＸ電源 DC24+10%,-5%のノイズの少ない電源を使用してください。 
(0V) 
(24V) 
8 パルス列入力(+) (青)※2 
9 パルス列入力(-) 
 ①パルス入力 
 ②ＵＰ 
 ③Ａ相 (燈)※2 
10 パルス列入力(+) (緑)※2 
11 パルス列入力(-) 
 ①回転方向 
 ②ＤＯＷＮ 
 ③Ｂ相 
 アブソデックスドライバのパラメータ設定により端子の
機能が異なります。詳細はアブソデックスドライバの取扱
説明書を参照し、接続に注意してください。 
(茶)※2 
12 
非常停止入力(+)
※3 
(灰)※2 
13 
非常停止入力(-)
※3 
非常停止 
 非常停止有効時（非常停止詳細につきましては、６.注意
事項をご参照ください。）には、必ず 12-13番間を短絡して
ください。（製品出荷時にはショートコネクタにより短絡
されています。） 
(赤)※2 
※1 SLD端子と(FG)端子は、子局内部で接続されています。 
※2 パルス列入力用ケーブル（オプション）のリード線色を示します。 
※3 パルス列入力用ケーブル（オプション）は非常停止入力がオープン状態になっています。使用の際には
ご注意願います。 
・電気配線接続部(裸充電部)に触れると感電する恐れがあります。配線時には必ず電
源を切ってから作業をしてください。また、濡れた手で充電部を触らないでくださ
い。 
・電源線および信号線には引張り力や衝撃力が加わらないように注意してください。
長い配線の場合、自重と衝撃により思わぬ力を発生し機器を破損する恐れがありま
す。配線を途中で機械装置に固定するなどの対策を行ってください。 
△注意 ！ 
7 6
～
13
8
5
4
3
2
1
Ｅ
Ｒ
Ｒ
Ｌ
Ｓ
Ｄ
Ｐ
Ｗ
Ｄ
Ｂ
Ｒ
Ｕ
Ｎ
Ｌ
Ｒ
Ｄ
Ｄ
Ｇ
Ｄ
Ａ
Ｆ
Ｇ
Ｓ
Ｌ
Ｄ
(24V)
(0V)
(24V)
(0V)
 
 ―10―
 配 線 
５ 
 
５．２ 電源線の接続 
 
本製品に電源ケーブルを接続する際には、以下の手順に従ってください。 
① 安全を確認の上、子局、アブソデックスドライバに接続する電源を OFFにしてください。 
② 電源ケーブルの 24V,0V線を付属の接続コネクタ(BL3.5/2F)の向きに気を付けながら（下図参
照）、各穴に差し込んでケーブル固定ネジで締付けてください。 
 （電源ケーブルはＡＷＧ１４（ＵＬ規格）仕様をご使用願います。） 
③ 電源の極性と本製品の極性表示が同一であることを確認し、接続コネクタを本製品に差し込
み、コネクタ固定用ネジをしっかりと締付けてください。（適正締付トルク 0.3Ｎ・ｍ） 
 
※推奨コネクタ 
 付属コネクタ BL3.5/2F（コネクタ固定用ネジ付き） ワイドミュラー 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・電源は子局端子の極性とケーブル端子の極性を確認し接続してください。 
・電源ケーブルは消費電流を計算し選定を行ってください。 
・1 つの電源から複数の子局リモート I/O へ電源供給する場合、電線による電圧降
下を考慮したケーブルの選定･配線を行ってください。 
・電圧降下が避けられない時は、電源線を複数系統にしたり、別の電源を設置する
など処置を取り、仕様電源電圧を確保してください。 
・ノイズによるトラブルを避けるため、配線時には下記の点にご注意ください。 
①電源線は不用意に長くせず、できる限り最短距離にて配線してください。 
②インバータ・モータ等、ノイズの発生源となる機器と電源は分けて配線してく
ださい。 
③電源線・通信線と他の動力線は平行に配線しないでください。 
△注意 ！ 
 
0V側 24V側 
ケーブル固定ネジ 
 
 ―11―
配 線 
５ 
DB
DA
DG
SLD
FG
(青)
(白)
(裸)
(黄)
DB
DA
DG
SLD
FGDA
DB
SLD
DG
FG
(青)
(白)
(裸)
(黄)
前局 次局
 
５．３ 通信線の接続 
本製品に CC-Link専用ケーブルを接続する際には、以下の手順に従ってください。 
① 子局電源を OFFにしてください。 
② 電線の被覆を途中で断線することなく剥いてください（電線被覆剥離長さ：７ｍｍ）。剥き出
しになった電線はハンダ仕上げすると接触不良になることがありますので処理することなく
接続してください。また、圧着端子として下記製品を推奨します。圧着端子の種類により電
線被覆の剥離寸法が異なりますので注意してください（下図参照）。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
③ CC-Link ケーブルの DA(青 )、 DB(白 )、 DG(黄 )、 SLD(裸 )線を付属の接続コネクタ 
(BLZ5.08/5FAU)の向きに気を付けながら(下図参照)、各穴に挿し込んで、ケーブル固定ネジ
で締付けてください。 
④ ケーブル名と本製品の表示名が同一であることを確認し、接続コネクタを本製品に差し込み、
コネクタ固定用ネジをしっかりと締め付けてください。（適正締付トルク 0.3Ｎ・ｍ） 
※推奨コネクタ 
付属コネクタ BLZ5.08/5FAU (コネクタ固定用ネジ付き) ワイドミュラー 
 
・信号線は必ず CC-Link仕様に準拠した専用ケーブルをご使用ください。 
・コネクタにケーブルを差し込む際には、ケーブルがコネクタの締め付け側でなく、
裏側に入り込むことがありますので、ケーブル固定用ネジを充分にゆるめておいて
ください。 
・コネクタ固定用ネジがあるものは、コネクタを差し込む際に必ずコネクタ固定用ネ
ジをしっかりと締め付けてください。差し込んだだけですと、コネクタが外れ誤動
作を起こす原因となります。コネクタ固定用ネジがないものは、コネクタの爪がし
っかりと掛かるのを確認してください。 
・通信ケーブルは曲げ半径を充分にとり、無理に曲げないようにしてください。 
△注意 ！ 
ケーブル 
絶縁チューブ 
50mm程度 
◇圧着端子を使用しない場合 
７ｍｍ 
◇圧着端子を使用する場合 
１本差込み用 ８ｍｍ 
ケーブル 電線 0.5mm2 
（ねじらない） 
圧着端子 
品名：絶縁カバー付スリーブ 
形番：Ｈ０．５／１２ 
メーカ：日本ワイドミュラー 
 
圧着端子専用工具 
品名：クリンパー 
形番：ＰＺ１．５またはＰＺ４ 
メーカ：日本ワイドミュラー 
 
電線：0.5mm2
（ねじらない） 
２本差込み用 
ケーブル 
１１ｍｍ 
圧着端子 
品名：絶縁カバー付スリーブ 
形番：Ｈ０．５／１５ 
メーカ：日本ワイドミュラー 
 
圧着端子専用工具 
品名：クリンパー 
形番：ＰＺ１．５またはＰＺ４ 
メーカ：日本ワイドミュラー 
 
 ―12―
配 線 
５ 
５．４ パルス列入力ケーブル（オプション）の接続 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
パルス列入力用ケーブル（オプション）を取付ける場合には、先の細い精密ドライバ（－）等でシ
ョートコネクタを取り外し、オス側のコネクタとメス側のコネクタの切り欠きを合せてからコネクタ
を挿入してください。 
お客様にてパルス列入力用ケーブルをご用意される場合には以下の製品を使用してください。 
（ご使用になるケーブルは２ｍ以下としてください。） 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Ｓ
Ｌ
Ｄ
Ｆ
Ｇ
Ｄ
Ａ
Ｄ
Ｇ
Ｒ
Ｄ
Ｌ
Ｒ
Ｕ
Ｎ
Ｄ
Ｂ
Ｐ
Ｗ
Ｓ
Ｄ
ＬＥ
Ｒ
Ｒ
精密ドライバ
ショートコネクタ
 
品名 形番 メーカ 
コンタクト SZH-002T-P0.5 日本圧着端子 
ハウジング ZHR-6 日本圧着端子 
圧着工具 YRS-491 日本圧着端子 
ケーブル(2m以下) PMC-6DG 金子コード 
コネクタ（オス）
2120±50
切り欠き
 パルス列入力用ケーブル（オプション） 
・ 断線および破損の原因となりますので、リード線を引張ってショートコネクタを抜か
ないでください。また非常停止有効時にリード線が断線、またはコネクタが破損した
場合、非常停止状態になり予期せぬ動作につながる場合があります。 
・ 電気配線接続部(裸充電部)に触れると感電する恐れがあります。 
△注意 ！ 
 
 ―13―
保 守 
６ 
６. 保守 
 
６．１ 本製品(子局)の取り付け方法 
 
①子局電源、ＡＸ電源(子局用 DC24V)およびアブソデックスドライバ電源を OFFにしてください。 
②子局の局番･伝送速度･通信異常時の出力を設定してください。 
③電源線および通信コネクタをしっかりと固定してください。 
④子局を持ち、取付方向に注意してＩ／Ｏコネクタにゆっくりと差し込んでください。 
⑤子局とＩ／Ｏコネクタが接続されたのを確認し、子局固定ネジをしっかりと締めてください。 
⑥子局を取り付ける際、ＡＸドライバの結線を十分ご確認ください。 
⑦安全を確認のうえ、子局電源、ＡＸ電源（子局用 DC24V）およびアブソデックスドライバ電源を投入し
てください。 
 
 
 
 
 
 
 ６．２ 本製品(子局)の取り外し方法 
 
①安全を確認のうえ、子局電源、ＡＸ電源(子局用 DC24V)およびアブソデックスドライバ電源を OFFして
ください。 
②子局固定ネジを外してください。子局固定ネジは落下防止ネジとなっていますので、ネジがＩ／Ｏコ
ネクタから外れたところでゆるめるのをやめてください。 
③子局を持って手前に引いてください。 
 
 
 
 
 
 
 
・断線および破損の原因となりますので、ケーブルまたはコネクタを引張って子局を抜
かないでください。 
・電気配線接続部(裸充電部)に触れると感電する恐れがあります。 
△注意 ！ 
取付け
取外し
０
Ｖ
子
局
電
源 ２
４
Ｖ
Ｓ
Ｌ
Ｄ
Ｆ
Ｇ
Ｄ
Ａ
Ｄ
Ｇ
Ｒ
Ｄ
Ｒ
Ｕ
Ｎ
Ｌ
Ｄ
Ｂ
Ｐ
Ｗ
Ｓ
Ｄ
Ｅ
Ｒ
Ｒ
Ｌ
I/Oコネクタ
子局固定ネジ
※ＧＨ・Ｈタイプドライバの場合、取付向き
が上下逆に変わります。（図は、ＧＳ・Ｓ
タイプドライバへの取付を示します。） 
・子局電源を投入する際には、子局局番・伝送速度・通信異常時の出力設定等を確認し
てください。 
・ＡＸドライバの BK＋，BK－端子の短絡にご注意ください。短絡状態で通電された場
合本製品（子局）に内蔵されたヒューズが溶断する場合があります。 
 
△注意 ！ 
 
 ―14―
保 守 
６ 
６．３ 子局の異常と処置（トラブルシューティング） 
 
 ①CC-Link通信の確認 
本子局のトラブルシューティングとしては、単体ではなく、システムとして行う必
要があります。本子局には三菱電機(株)製リモートI/O局と同様のLED表示があり、
この表示及びマスタ局の表示をもとに異常内容を判断し処置することになります。
その際には、三菱電機(株)製ユーザーズマニュアル (CC-Linkシステムマスタ・ロー
カルユニット) の第13章 「トラブルシューティング」 を参照ください。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マスタ局の 「ERR」 LED点滅 
SW0098～SW009Bの ONした 
ユニットのチエック 
マスタ局 
リンク特殊レジスタ 
SW0080～SW0083 
(他局データリンク状態) 
が ONしているか 
パラメータ 
設定と実装システム 
構成の整合性は 
あるか 
局番スイッチは 
正しく設定されているか 
該当ユニットの故障 
パラメータ設定または、 
実装システム構成の修正 
マスタ局の故障 
マスタ局 
リンク特殊レジスタ 
SW0098～SW009B 
(局番重複状態) 
が ONしているか 
SW0080～SW0083の ONした 
ユニットのチエック 
電源は入っているか 
電源を入れる 
N 
N 
Y 
N 
Y 
Y 
Y 
N 
Y 
N 
子局側のチェック 
マスタ側のチェック 
次ページ①へ 次ページ②へ 次ページ③へ 
 
 ―15―
保 守 
６ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
局番スイッチを 
正しく設定する 
電源を入れ直す 
「PW」 LEDは 
点灯しているか 
供給電圧は 
規定範囲内か 
Y 
N 
N 
Y 
「RD」 LEDは 
点灯しているか 
通信ケーブルは 
正しく配線され
ているか 
Y 
N 
N 
Y 
「LRUN」 LEDは
点灯しているか 
「SD」 LEDは 
点灯 (点滅) 
しているか 
ボーレート設定は 
正しいか 
次ページ④へ 次ページ⑤へ 次ページ⑥へ 次ページ⑦へ 次ページ⑧へ 次ページ⑨へ 
Y 
N 
N 
N Y 
Y 
供給電圧を 
規定範囲内にする 
該当ユニットの故障 
該当ユニットの故障 
通信ケーブルの配線を 
正しく直す 
前ページ②より 前ページ①より 前ページ③より 
 
 ―16―
保 守 
６ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ケーブルは正しく 
配線されているか 
N 
Y 
前ページ④より 前ページ⑨より 前ページ⑤より 
局番スイッチは 
正しく設定されているか 
(他の局と重複して 
いないか) 
前ページ⑥より 前ページ⑦より 前ページ⑧より 
局番を正しく設定する 
ボーレート設定を 
正しくする 
通信ケーブルを 
正しく配線する 
該当ユニットの故障 
(ボーレートスイッチ) 
該当ユニットの故障 (局番スイッチ) 
電源を入れ直す 
電源を入れ直す 
N 
該当ユニットの故障 
N 「SD」 LEDは点灯 
(点滅) しているか 
局番スイッチは 
正しく設定されているか 
(他の局と重複して 
いないか) 
N 
局番を正しく設定する 
電源を入れ直す 
Y 
該当ユニットの故障 (局番スイッチ) 
Y 
完 了 
Y 
 
 ―17―
保 守 
６ 
 
②AXドライバ 入出力信号 通信異常時のご確認 
 
AX-OPX-7Gには、ＡＸ電源コネクタ－ＡＸドライバ側コネクタの間に過電流保護のために、ヒューズが内
蔵されています。 
AXドライバとAX-OPX-7Gの間で入出力信号の不具合がある場合は、下記の方法でヒューズの導通をご
確認ください。 
万一、導通がない場合は、過電流によるヒューズの溶断となりますので、配線，接続機器の良否を再度ご
確認ください。導通のないAX-OPX-7Gについては、弊社までご相談ください。 
 
確認方法 
(1)AXドライバにAX-OPX-7Gを確実に装着します。 
(2)テスタ（電圧計）のマイナス側のテストリードをAX-OPX-7GのAX電源コネクタの0V側に接続します。 
(3)テスタ（電圧計）のプラス側のテストリードをAXドライバの端子台にあるBK+端子に接続します。 
(4)AX-OPX-7GのAX電源コネクタにDC24Vを給電します。（AXドライバへの給電は必要ありません。） 
(5)ヒューズに導通がある場合、テスタ（電圧計）には“+24V� と表示されます。ヒューズが溶断している
場合は、テスタ（電圧計）に”０Ｖ“と表示されます。 
 
 
 
 
2 
1 
3 
4 
BK+ 
BK- 
ＡＸ電源 
+24V 
 0V 
ＡＸドライバ 
ＡＸ-OPX-7G 
CN3
I/O回路 
ヒューズ その他回路 
プラス側 
テストリード 
マイナス側 
テストリード 
 
 ―18―
注意事項 
７ 
７．注意事項（補足） 
 
 ７．１ 非常停止入力について 
 
 
①製品（アブソデックスドライバ）出荷時には非常停止入力が無効となっています。有効にする
ためには、アブソデックスドライバのパラメータ２３の設定を１または３に設定してください。
（詳細につきましては、アブソデックスドライバ製品添付の取扱説明書（ＳＭＢ－１４（ＧＨ
タイプ，Ｈタイプ）、ＳＭＢ－３１(ＧＳタイプ，Ｓタイプ））をご参照ください。） 
 
 
②非常停止入力はシリアル伝送子局アダプタの非常停止入力端子とシリアル伝送子局内部の接
点から入力する（ＣＣ－Ｌｉｎｋからの信号により入力）ことができます。また上記２つの入
力は直列に接続されており、どちらか一方の入力で、非常停止入力とみなされます。（下図参照） 
 
 
③非常停止入力は、ｂ接点入力となっており、非常停止入力端子間がオープンとなった時に有
効となります。（シリアル伝送子局内部の非常停止入力接点の場合、非常停止入力への入力信号
がＯＦＦとなった場合に有効になります。） 
 
 
④予期せぬ動作に備え、非常停止入力を無効にすることは避けてください。 
 
 
⑤パルス列入力用ケーブル（オプション）使用時には、非常停止入力がオープン状態になって
おります。この場合、ショートするか、手動での非常停止入力のためのｂ接点のスイッチを取
付けてください。 
 
 
 
 
 
 
通信ケーブル 
シリアル伝送子局アダプタ 
ＡＸ 
ドライバ 
（GS，Ｓ，GH， 
Ｈタイプ） 
パルス列入力用ケーブル（オプション） 
ｂ接点のスイッチを取付ける
か、ショートしてください 
ショートコネクタ 
（パルス列入力用ケーブル 
取付時にはとり外して下さい） 
ＣＣ－Ｌｉｎｋ 
マスタ局 
子局側 
ドライバ側（Ｉ／Ｏ） 
非常停止入力端子 
 
 ―19―
注意事項 
７ 
７．２ ネジと締め付けトルク 
 
本製品で使用されているネジを締め付ける際は、以下の締め付けトルクを守ってください。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
７．３ その他注意事項 
 
・遅れ時間については、マスタ局のユーザーズマニュアルを参照してください。システムとしての
伝送遅れは PLCのスキャンタイム、同一ネットワークへ接続される他の機器により異なります。 
・アブソデックスドライバの入力信号は必要な時間(20mSec以上)が確保できるよう、システム全体
の遅れ時間を十分に考慮してください。 
・電源線および信号線の配線は、誤配線がないよう仕様内で正しく行ってください。 
・電源線および信号線には引張り力や衝撃力が加わらないように注意してください。 
・通電前に各種接続ケーブルおよびコネクタが確実に装着されていることを確認してください。 
・分解･改造･修理は故障や誤動作の原因となりますので行わないでください。 
・内部は精密にできておりますので落下させたり異常な振動、衝撃を加えないでください。 
・電源を入れた状態でのコネクタの脱着は故障や誤動作の原因となりますので避けてください。 
・本製品に対するお問い合わせはお近くの営業所までご連絡ください。
 子局固定ネジ ケーブル固定ネジ コネクタ固定ネジ
使用ネジ種類 M2 
 
 
適正締め付けトルク 0.3N･m 0.5N･m 0.3N･m 
	表紙
	本製品を安全にご使用いただくために
	目次
	１. はじめに
	１．１ システム構成 
	２．製品仕様 
	２．１ 製品形番 
	２．２ 製品構成
	２．３ 製品仕様 
	２．４ 通信仕様 
	２．５ 入出力信号割当て 
	３．外形寸法図
	４. 設定および表示 
	４．１ スイッチの設定 
	４．２ ＬＥＤ表示 
	５．配線 
	５．１ 端子名と機能
	５．２ 電源線の接続 
	５．３ 通信線の接続 
	５．４ パルス列入力ケーブル（オプション）の接続 
	６. 保守
	６．１ 本製品(子局)の取り付け方法
	６．２ 本製品(子局)の取り外し方法
	６．３ 子局の異常と処置（トラブルシューティング）
	７．注意事項（補足）
	７．１　非常停止入力について
	７．２　ネジと締め付けトルク 
	７．３　その他注意事項 
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